今回は、私が考える猫や犬を飼うべきではない人についての投稿です。
インスタやXで、犬や猫の投稿にいいねを押しているうちに、保護犬や保護猫の投稿ばかりタイムラインに上がってくるようになりました。良い話ばかりではなく、動物を飼えなくなって身勝手に捨てたり、「殺してもいい」と保健所に預ける人がいるということをSNSで知り愕然としています。
もしあなたが今、犬や猫を飼おうか悩んでいて、まだ正式に飼っていない状況でしたら、今回の投稿をぜひ見てください。
動物を飼わないことが、「自分のため、動物のため」になることもあります。
あなたが掃除キライなら動物は飼わないで。
動物は自分で掃除しません
掃除がキライ、掃除が出来ない人は動物を飼わないでください。
これが今回の結論です。
動物を飼うことは、糞・尿・毛・嘔吐物これらの処理やニオイ消し、おそうじスプレーなどでその場所の消毒をし、その動物が死ぬ時までこれらの面倒をみることを約束することになります。
だって動物は掃除できないんだから!
15年以上、動物の排泄とのおつきあいできますか?
動物向けフードや医療の向上により、犬や猫の平均寿命は15年以上、うまくいくと20年近くまで延びています。ということは、15年前後、毎日かかさず、飼っている動物の排泄行為にあなたは付き合わなければならないのです。
可愛い顔した猫や犬であってもウンコはグロいし、おしっこは臭いです。排泄した場所に気づかないで放置した時間が長くなると、その場所が汚れて変色したり家が傷みます。
おしっこのしつけは猫なら猫トイレにニオイを覚えさせて、トイレにさせることも期待できますが、絶対に粗相しないという確証はないです。逆に一度変なところにスプレーすることを覚えると思いもよらないところにオシッコをするのがクセになる場合もあります。
粗相をした後に、いくら言って聞かせても、大声でダメよ!と叫んでも理解してくれません。
動物だから、いくら言っても無駄です。
すぐに無くなるティッシュペーパー、ペットシーツ、おそうじスプレー…
排泄物や吐しゃ物を掃除するために、ティッシュペーパーやペットシーツ、猫砂、おそうじスプレーを使いますが、下手するとすぐに無くなるのでしょっちゅう買う羽目になります。粗相が多い場合はしょっちゅう掃除させられて気が滅入る人もいるかもしれません。
でも、それはその子が寿命を迎えるまでの長い間続くのです。費用もかなりかかります。
絶対に根を上げない自信はありますか?
一生子猫や子犬のままじゃない。
子猫や子犬の頃は本当に可愛らしく、なにをやっても許してしまうほどです。
子供の頃はうんこやおしっこをしている姿すら可愛らしく、家族を呼んで「今やってるよ!」なんてみんなで排泄する姿を見て喜ぶこともあるかもしれません。もし毛玉を吐いたら、病気ではないのか?と心配して身体をさすってあげることもあると思います。
でも子猫はあっという間に大きくなります。いつまでもキュートなままではないのです。「いつの間にこんなにおおきくなっちゃって!」とその成長に気づかないうちに大人の猫になっているのです。
大人猫になるころには排泄物のサイズは大きくなり、毛玉を吐くことを「よくある事だから…」と慣れてしまうのです。
大人になるころにあなたの態度も変わるかも
- スマホに熱中しているときに粗相をされて中断する羽目になると、頭にきて「なんでそんなとこにするの!!」なんて大声を出している自分が想像できませんか?
- 子猫の頃には粗相をしたらすぐに後始末をしてあげたのに、「めんどくさ!」と、後回しにしそうな自分が想像できませんか?
- そもそも家を掃除することが不得意な人なら、猫の粗相も「どうせあとでやっても一緒でしょ?」と後回しになりがちです。あなたは当てはまりませんか?
もしこのチェック内容があてはまるかもと思ったら、猫を飼うことをやめた方がいいかもしれません。
なぜなら、粗相という小さいストレスがいつの日かあなたにとって大きいストレスに代わり、猫の面倒なんてみたくない。猫なんて飼わなければよかったと思うようになる可能性があるからです。
わが家の掃除ルーティン
毎日朝1時間ほど掃除しています。11匹の猫を飼うとこのくらい掃除が必用なんですよ。
猫11匹飼っているわが家の掃除
起床してすぐ、猫トイレの掃除
起床して、猫ちゃんたちから「おはよう!」と熱烈なご挨拶を受けて私が真っ先にやることは排泄物掃除です。
- 机の下のペットシーツ交換(絶対におしっこやうんこで汚れているので汚れている部分を交換)
- 部屋にある猫用トイレの猫砂の糞尿を取り除き、新しい砂を入れる。
- 床に毛玉を吐いた跡があればティッシュで取り除き、アルカリ電解水のスプレーでその部分をきれいに拭く。
- 壁に取り付けているWi-Fiルーター(机に直置きするとオシッコをかけられる場合が多いため壁設置)をカバーしているペットシーツにオシッコがかけられている場合、あたらしいシーツと交換をする。
交換が少ないときは5分位で済みますが、おしっこを思いもよらないところにされていたり、想像以上の汚され方だったりすると10分近くかかります。わが家が11匹飼っているからそれだけ時間がかかるのかもしれませんが、1匹飼っているだけでも朝は排泄物処理に時間がかかると思っていてください。
部屋の掃除
猫のエサをあげた後は、続けて部屋の掃除です。
ダイソンのハンディを右手に、左手にはスキマ掃除用の取り換えノズルを持ち、全部屋を掃除します。
わが家は吸引力が良いダイソンの掃除機です。何台か買い替えながらもう20年くらいダイソンを愛用しています。掃除が終わって吸い取ったごみを見るとホコリと猫の毛がとんでもない量でびっくりします。
猫の毛が本当にあちこちに落ちていますし、我が家は古い家なのでチリやほこりが気になります。たぶん私がキレイ好きだからと思いますが、毎日必ず掃除をしないと気分が悪くなります。なので朝のうちに昨日1日分のゴミを徹底的に吸い取るつもりで掃除するのです。
紙パック掃除機と直捨てタイプどっちがいい?
猫を飼っている家庭なら、わたしはダイソンのような直捨てタイプの掃除機をおススメします。理由はとにかく猫の毛のゴミが半端ないので、紙パックだと取り替えたり、紙パックを買う頻度が高いと思うからです。紙パックを買う手間が面倒だし費用ももったいない!たまったごみはその都度捨てて空っぽにしてきれいにしたくないですか?
猫ちゃんのいるご家庭にはゴミを直接捨てるタイプの掃除機がおススメです!
ルンバと掃除機どっちがいい?
時短を考えたらルンバという選択肢もあります。ですが、ルンバは愚直に掃除を頑張ってくれるので、部屋の隅に猫のうんこがあった場合、まじめにうんこを吸い取ってしまいます。
うんこがー!ルンバの吸い込み口にーー!
こういう事態に直面すると、
- 部屋の掃除が中断される。(その日は掃除続行不可能となる)
- 吸い込み口に付いたうんこを取り除く作業が必用となる。
- うんこをつけたまま知らずにルンバが部屋を掃除した場合、ルンバの軌跡をもう一度綺麗に拭き掃除する必要がある。
考えるだけでもぞっとします。いつもこういうアクシデントが起こるわけでは無いと思いますが、自分の目で確かめながら掃除していればこのような失敗は防げます。
なので、猫を飼っているご家庭にはルンバよりも普通の掃除機をおススメします!
掃除機の後はダスキンで拭き掃除
1日1回の掃除なら徹底的にしたいと考える私は、掃除機の後にダスキン(化学ぞうきん)で拭き掃除をします。
拭き掃除はクイックルワイパーなら、しゃがまなくてもスイスイ拭き掃除が出来るのでそれでもよいと思います。また拭き掃除は毎日ではなくてもいいと思います。(私は毎日やってます。)
階段にはほこりが毎日たまる
わが家は2階建てで、猫ちゃんが行き来をするので階段のほこりや猫の毛がたくさん溜まります。階段はヘッドを隙間ノズルに替えて掃除機でまず大きめのホコリを吸い取り、その後ダスキンで拭き掃除をするとツルツル、綺麗になります。家の掃除で一番大好きなのがこの階段掃除なんです!
大きいホコリがなくなり、ツルツルの階段になるのが刺さるんです!ふふふ。
猫がいなかったら掃除なんてしない場所も掃除する!
猫は運動神経抜群です。タンスの上に乗るなんて簡単にやってのけます!
タンスの上!!ホコリだらけじゃん、やめてぇー!
飼い主がいくら頼んでも気分でタンスの上に登ります。しょうがないので猫を飼う人はときどきタンスの上も掃除機で掃除したらいいと思います。ついでにタンスの上に物を置かないように気を付けると掃除がしやすいし、見た目にも良いです。
猫を飼いたいという情熱はこれだけの掃除の大変さに勝てますか?
1匹の猫の場合、猫11匹と比べると量は大きく違いますが、毎日掃除をしなければならないことは同じです。もし掃除をしなければ、住空間がみるみる劣悪になるので毎日必須のルーティンです。
もしあなたが、
- 整理整頓ができない、
- 目の前の問題を後回しにする、
- 机の上がいつも片付いてない、
- 食べたものの片付けは気が向いた時にしかしない、
- 掃除なんかしなくても死なないから大丈夫!
上記のような行動、思考の持ち主なら、猫を飼うことはきっと後悔することになりますから、絶対に飼わないでください。
猫との暮らしは掃除好きでないとうまくいかない
猫を飼い始めたら、命への責任をもたなければならない。
「たかが掃除で猫を飼うななんて大げさな!」と思うかもしれませんが、動物園を想像してください。
- 排泄物の掃除がされておらず、悪臭が漂っている。
- 動物の過ごす空間が汚れまくっている。
- 正体不明のゴミが放置されたままで、そのゴミで動物が訳もわからず遊んでいる。
- 客が動物にイタズラしても動物はされるがままで注意すらされない。
こんな動物園、ありませんよね?
動物園の職員さんは動物の健康管理のため、動物の居住空間の清掃を徹底的に行っています。
同様に猫を飼う人は、その猫の居住空間の管理をする義務が生じるのです。自分ファーストではなく、自分とペット双方ともに幸せになるために行動しなければならないのです。
もし掃除が普段から面倒なあなたが、猫を飼うことで面倒という思考も行動も変えられますか?
1年後の自分を想像したときに、ちゃんと清潔な空間を保てる行動がとれているか?
もし、今猫を飼うかを真剣に悩んでいるのでしたら、1年たったあとでもちゃんと進んで部屋の掃除や猫の世話を苦にならずできるのだろうかと自分に問いかけてください。掃除がストレスなら猫を飼うことは小さいストレスが蓄積することに等しいです。そのストレスが大きくなり、どうしようもなくなったら困りますよね。
無理かもな、と思ったら猫にも自分にも不幸な結末を招かないためにも、飼うことには縁がなかったとあきらめましょう。残念ですが、それが双方の幸せのためです。
毎日捨てられ、ネグレクトされる猫や犬たち
最初にも書きましたが、インスタやXの視聴傾向で私のタイムラインには幸せに暮らす動物の暮らしやネグレクトされ残酷な飼い方をされた挙句保護されたり、保健所に「飼育不能」で引き取られた動物の様子がたくさん上がってきます。
これらを見ると心が痛み、
はっきり言って人間が一番残酷な動物だといつも苦しく思います。
飼い始めに「可愛い!」「猫に癒されたい!」など飼う理由もあったのでしょうが、飼ってみて初めて知ったペットの生態が自分の生活に合わなかったのでしょう。結末は双方にとって不幸です。
AC(公共広告機構)のCMで「親切な人に見つけてもらってね。」と、ペットを捨てる親子のメルヘンな内容のCMがあります。そこではっきり「それは犯罪です。」と示されています。優しそうに聞こえてもそれは犯罪者のセリフなのです。
どんな理由があろうと心を痛めようと、動物を捨てること、虐待することは犯罪なのです。
ペットを簡単に迎えるのではなく、自分の性格や暮らしのリズムに合わせていけるだろうかと真剣に考えて、そして双方が幸せになる選択をしてください。
以上が「こんな人は猫を飼わないで! あなたが掃除キライなら動物は飼わないで。」でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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