- これまで猫を飼ったことがなかったけれど、家に迎え入れて家族にしたいと思っている。
- 自宅で猫を飼う場合、一体なにを揃えておけばいいか分からない。
- 猫を飼う準備をするためにどれだけ費用がかかるか分からない。
と悩む方は多いと思います。
何も用意しない状態で猫をお家にいれてしまうと、猫が全く知らない環境に戸惑ってしまって、いろんなアクシデントが起きた場合、すぐに対処できません。
猫ちゃんに早くお家に慣れてもらい、仲良く毎日を過ごしてもらうためにもお家に入れる前に最低これだけのものを用意していれば、飼い主さんも安心!という物をピックアップしました。
内容が濃いので、2回に分けてご紹介します。
今回は大きいもの編です。
猫ちゃんのものを買うのって、ワクワクします!
でも買いすぎてしまったり、本当に必要なものをうっかり買い忘れることは避けたいですね。ぜひチェックして、万全の態勢でお迎えできるようにしましょうね!
猫を家に入れる前に買っておくべきもの 大きいもの編
猫ちゃんのケージ
一番サイズの大きい買い物と言えば、猫のケージだと思います。
金額は3階建てのケージで9,000円くらいから29,000円くらいの価格で販売されているようです。(楽天市場調べ)
わが家は3階建てのケージを買いました。上の写真のように、一番下に猫用トイレを置いています。
サイズはそれこそいろいろありますので、ご自身のお家のサイズをよく考えて買わなければなりません。
サイズをミスったばかりに泣く泣くもう一度買いなおす羽目になると悲劇です。
- トイレを入れた置いたケージの中で鍵をかけて数日過ごしてもらうことで、トイレの場所を覚えてくれる。
- 猫ちゃんが病気やけがをして安静にしなければならないとき、鍵をかけてケージで過ごしてもらえば飼い主にとっても安心することができる。
- 猫ちゃんはエサの後排泄をすることが多いので、飼い始めの時はエサを食べる場所を鍵をかけたケージの中にするとトイレの習得が早い。
- 2匹以上の猫ちゃんを飼う場合、ほかの猫と新しい猫を徐々に慣れさせるために新入り猫を鍵をかけたケージに入れておくことで大きいケンカがなく慣れさせることができる。
- 複数頭いる場合、ほかの子の餌を取ってしまう食いしんぼがいるとき、鍵をかけたケージにその子を入れて分けて食べさせることができる。
このようにケージはしつけにも、猫を安静にしなければいけないときにも本当に役に立ちます。
ポイントは鍵がかけられるということです。
かといって、ご自身が外出するときにケージに猫ちゃんを毎回入れっぱなしで閉じ込めることは絶対しないでくださいね。ケージはあくまで生活のポイントで使う道具と考えてください。
役に立つケージですが、ひとつ残念なところもあります。
それは、自分で組み立てなければならないことです。
頑丈なものなので、組み立て時には力もいりますし、金網のパーツは重いです。女性の方には結構キツい作業かもしれません。
一つパーツを間違えるとやり直す際に気力と体力が失われます。面倒でもひとつひとつ確認しながら、確実に
1度で組み立てられるようにしましょう!
ペットキャリー
猫ちゃんを飼い始めたら、子猫なら3種混合ワクチン接種やネコ白血病、エイズなどの検査で、また大人猫も動物病院にヘルスチェックに行かなければなりません。
今心配がない猫でも、お家の中で突然ケガをしたり体調不良になることもあります。
猫ちゃんを安全に病院へ運ぶためのものがペットキャリーです。
金額は3,000円くらいから11,000円くらいの価格で販売されているようです。(楽天市場調べ)
布製のもの、プラスチックでできたもの。
手提げタイプのもの、リュックタイプのもの、デザインもいろいろあります。
猫ちゃんの体重が重いようでしたら、耐荷重を重視して買ったほうが良いです。
手術後安静に運ぶことがありますので、私のおススメは頑丈なキャリーケースタイプです。
ただし、喜んでキャリーに入る猫ちゃんは少ないのでたとえ一人でも猫ちゃんをキャリーに入れやすい構造をしている、というポイントで選んでもいいと思います。
- 猫ちゃんはしゃべりませんので、飼い主さんに体調不良がわかるのはいつだって突然です。そのときに猫ちゃんを安全に運ぶためのペットキャリーがないと、あわててホームセンターなどへ買いに走る羽目になってしまいます。
- そのへんのダンボールで急場をしのごうとした時、何かの拍子に猫ちゃんが脱出して行方不明になったり、その挙句に交通事故にあってしまうと一生後悔することになります。
- 病院での手術後、お家に連れて帰るときにもペットキャリーに入れることで安静な状態でお家に連れて帰ることができます。
子猫の時のワクチン接種やエイズ、白血病検査
突然のケガや体調不良
避妊、去勢手術…
たまにしか使わないものでも、猫ちゃんを安心して運ぶためのペットキャリーは必ず持っておきましょう!
猫のトイレ
- おうちで人間と猫ちゃんがともに快適に過ごすために、猫ちゃんのトイレは本当に重要です。
しつけができない猫ちゃんですが、トイレだけは何とか覚えてもらわないと家を汚されてしまいます。 - トイレに敷いている猫砂の処理をする際に、排泄物を飼い主が確認することで健康状態の把握も出来ます。
- 動物園を想像してください。動物園は動物をとにかく清潔でそして極力ストレスのない環境で飼育しています。
衛生状態の悪い環境は動物の健康状態につながります。トイレは絶対に気を抜いてはいけないのです。
我が家には猫ちゃんが11匹いることもあって、トイレは3つあります。飼っている猫の数でトイレの数は増やした方が
いいと思います。
家が広い方でしたら、たとえ飼い猫が1匹でもトイレは2個用意しておいた方がいいかもしれません。
金額は2,000円から4,000円で、トイレのサイズや作りによって変わるようです。(楽天市場調べ)
次に販売されているトイレについて、自分で使ってみての感想も含めてご案内します。
屋根なしトイレ
中に猫砂を敷くタイプです。屋根がないので猫ちゃんがトイレ後、猫砂をかけて排泄物を隠そうとするとき、砂が床に飛び散ることは当たり前と思っておいてください。排泄物の掃除などはやりやすいです。
猫のケージに入れておけば邪魔にならずに掃除もしやすく、飼い始めの頃、ケージの中で「ここがトイレなんだ」と
覚えてもらえるので広めで2階や3階建てのケージをお買い求めの場合はこの設置の仕方がおススメです。
屋根付きトイレ
中に猫砂を敷くタイプです。屋根でカバーされるので、中で猫砂をかいても屋根なしトイレよりは砂が外に飛び出しません。またトイレ後、猫ちゃんが手の汚れをカバーでフキフキして綺麗にするしぐさなどを見ることができます。
また屋根の上でくつろいだり、階段代わりにして飛び乗ったりというトイレ以外の使われ方もあります。
潜るタイプのトイレ
好奇心旺盛な猫ちゃんに人気で好んで入ります。中に猫砂を敷くタイプです。屋根がありますし、深さがありますので砂の飛び出しは少量です。フタは当然外せますが、面倒なので私は猫が入る穴から排泄物を付属のスコップで取り出して捨てています。
システムトイレ
猫の排泄物のニオイが気になる方にはこちらがおススメですが、中におしっこ吸収ボードとシステムトイレ用のチップを入れる必要があります。ボード、チップはそれぞれ別売りで猫砂より高価です。おしっこ吸収ボードはトイレの回数のもよりますが、飼い主さんが気がけてチェックをして全体が湿った状態になったら捨てます。ウンコはチップの上に残りますのでそれを付属のスコップで取り除きます。チップとボードの間に入っている仕切りからこぼれてしまうので猫砂を入れてつかうことはできません。
システムトイレを使っていたころ、ボードのチェックを怠っていたらボードの吸収飽和を超えてしまい、ボード設置部分がおしっこまみれになって掃除が大変なことになってしまった経験があります。
皆さんはそんなことにならないようにお気を付けください!
全自動トイレ
全自動ですので、猫がトイレを使うと自動で排泄物や尿で固まった砂を取り除いてくれるので掃除の手間がだいぶ省けます。そしてニオイ消しにも注力した商品が多いのでニオイで困っていた方にはおススメです。
でもやっぱり高価です。本体だけで17,000円~100,000円超えです。(楽天市場しらべ)
また、中に入れる猫砂も指定の種類を使わなければいけません。老猫や子猫の使用ができないものもあります。
ほかにも停電した場合は使えないこともあります。
猫のトイレの疑問とよくある間違った使い方です。
システムトイレ以外は中に猫砂を入れるのが必須→そのへんの砂ではおしっこが固まらないので代用不可。
猫砂のかわりに新聞紙を破っていれる→おしっこでぬれた新聞紙はへばりついて取り出しにくいし不衛生で不可。
システムトイレでおしっこ吸収ボードのかわりに新聞紙などを代用にする
→新聞紙ではおしっこの吸収はできません。不衛生で片付けに余計な手間がかかります。
くれぐれも上記のような間違いをしないように気を付けましょう!
人間も猫も綺麗なトイレがいいのです!
お家にいるときにはトイレのチェックをして排泄物の処理をこまめにして、お気に入りのトイレにしてあげてください!
まとめ
猫ちゃんを迎える前に買っておきたいもの、
今回大きいもの編としてご紹介したのは
ケージ
ペットキャリー
猫ちゃんのトイレ でした。
わが家にあるタイプと同様のものを選んでみた場合、
ケージ(高さ179㎝・3段ケージ参考価格:13,980円)
ペットキャリー(折り畳みソフトキャリーSサイズ参考価格:3,980円)
猫ちゃんのトイレ(屋根付きトイレ参考価格:3,480円)
合計21,440円
だいたいこのくらいの金額はかかると思っておきましょう。
ケージやペットキャリーは1度買えば買い替えることはほぼない商品ですが、
トイレについては汚れるたびに処分する猫砂などは消耗品なのでその都度新しいものを買い替える必要があります。
システムトイレで使用するおしっこ吸収ボードとチップは高価ですので、猫砂よりはお金がかかります。
次回は猫ちゃんを飼う前に買っておきたいもの 小さいもの編をご紹介します!
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