年々暑さが増していく気がする、そんな夏がやってきました!どこに行っても暑い、なにしててもバテてしまう…油断していると誰でも熱中症にかかってしまう、夏はとても危険です。
今回は猫ちゃんの熱中症対策について、わが家の場合をお伝えします!
猫ちゃんだって熱中症にかかるんです!
私もかかった熱中症!!
皆さんは熱中症にかかったことはありますか?



私はあります!ホントに死ぬかと思いました。
私は真夏に街中のアーケード内で行われたマルシェに参加した際に熱中症になりました。対策として麦茶などの水分補給をしっかり行い、ウチワをつかったり、なるべく風の当たる場所にいるようにしていましたが、ひどい頭痛、吐き気、発熱、ふらつきなどを自覚し、「これってもしや熱中症の症状?」と思ったので、マルシェの営業を早々に閉めてタクシーで当時経営していた店に戻り、エアコンをガンガンに効かせた室内で頭、首、脇や鼠径部を氷で冷やし、横になって安静にして身体を休めました。
その時、「まぶたを閉じた後、そのまま眼が覚めなかったらどうしよう」と本気で思いましたがなんとか回復でき、現在に至っています。
それ以来、夏場はとにかく無理をしない、少しでも不安を感じたら帰宅したりして身体を休めさせる、熱気のあるところには近寄らないといったことに気を付けるようにしています。



なので、夏まつりだとか花火大会などには一切行かなくなりました。
なので、熱中症の危険性を経験者として熱く語れると思っています。
猫ちゃんの熱中症
中東の砂漠に生息するリビアヤマネコがルーツだから、多少の暑さは大丈夫なのでは?だとか犬は暑さに弱いけど猫は大丈夫よという人がリアルに存在したので「ふざけんな」と反論をかましたことも過去にありました。猫ちゃんも熱中症にかかりますから!
人間は皮膚や鼻、口で調節ができますが、



猫ちゃんは肉球と鼻でしか汗をかくことができません。
猫ちゃんは体温調節が得意な動物ではないのです。


気温30度超えの日、湿度の高い日は要注意
人間だってゲンナリしてしまう30度を超える気温の日や、プラスして湿度がやたら高い日は要注意です。最近の日本の夏は毎日が危険日といっていいかもしれませんね。
動物病院では5月以降、春とはいえ気温の上昇がみられる頃から熱中症で動物病院に運ばれてくるペットが増えるのだそうです。なので、春ごろから秋くらいまでの間は気温が高い日にはとにかくエアコンを効かせるべきだと思います。
熱中症の症状
人間も猫ちゃんも熱中症で病院にかかると、その症状によっては入院せざるをえない場合も出てきます。
軽度の症状
- 元気や食欲がない
- 体が熱い
- 心拍数や呼吸数がいつもより多い
もし部屋の温度が気になるくらい高く、猫ちゃんの身体に触れた時に普段より熱いと感じるときは注意です!すぐにエアコンをつけたり、温度が気にならない部屋に移してあげましょう!
中等度の症状
- 嘔吐(おうと)や下痢をしている
- フラフラしている
- 口を開けてハァハァと短い呼吸をしている(開口呼吸、パンティング)
猫ちゃんは口呼吸をしない生き物です。口呼吸をしている状態をパンディングといいます。これを見た時には異常事態!ということを覚えておきたいですね。そうならないのが一番いいのですが。



中等度の症状がみられたら即病院!
重症の症状
- 痙攣(けいれん)している
- 意識がなくなる
- 口の中の粘膜や舌の色が青紫色になる(チアノーゼ)
こんな状態になってしまったら、言うまでもなく



即病院へ!!一刻を争うので家を出る前にまず動物病院にTELをして急患扱いしてもらいましょう!
(引用元:「PS保険」ペットメディカルサポート株式会社ホームページ、猫の熱中症の症状と原因、治療法について)https://pshoken.co.jp/note_cat/disease_cat/case014.html#id2
とにかく人間も猫も状態がひどければ病院だし、熱中症にならないためには環境づくりが一番だと思います。
ちなみに病院代はおいくら?
症状が軽度の場合は、通院で主に皮下点滴を行うため、治療費は5,000円くらいです。
中等度以上で入院が必要な場合は、数日にわたってICU(集中治療室)に入ったり、静脈点滴などの治療を行ったりします。また、血液検査や尿検査などさまざまな検査も必要になるため、治療費は数万円、場合によっては10万円以上かかることもあります。
※こちらの診療費は参考例です。平均や水準を示すものではありません。診療費は病院によって異なります。
(引用元:「PS保険」ペットメディカルサポート株式会社ホームページ、猫の熱中症の症状と原因、治療法について)https://pshoken.co.jp/note_cat/disease_cat/case014.html#id2





熱中症、甘く見ちゃだめ!
わが家はこうしてます!
では猫歴16年のわが家の熱中症対策を参考までにご紹介しますね。
エアコンは一日中ほぼつけっぱなし。
そうです、やはりエアコン一日中稼働は当たり前です。わが家の1階のリビングは朝から晩までつけっぱなしです。ここ長崎はなぜか今年(2025年7月)、夕立に見舞われる日が多く、そのおかげで夜が少し過ごしやすいかなと感じたりしています。なので、夜はおやすみタイマーで運転をOFFにしています。
8月に入ると熱帯夜が続く日が来るかもしれませんが、そうなれば朝まで稼働しっぱなしにすると思います。


2階も猫ちゃん部屋があるので、こちらも朝から晩までつけていますが、私が寝る前にいったんこちらは電源を切るようにしています。用心のため熱帯夜だったときに、1階のリビングへ猫ちゃんが移れるようにドアを開けたままにしています。
快適さのためにやっていること
猫ちゃんが部屋の行き来ができるようにすること、これって結構大事だと思います。つまり、エアコンをつけていてもその部屋のドアや戸を少しあけておいて、猫ちゃんが自由に出入りできるようにすることです。
エアコンの冷気が好きな猫もいれば、


その部屋から一歩出た、冷気はないけど程よい温度の場所も結構人気だったりします。


毛皮を着ていて暑そうに思えるけれど、夏でもくっついて寝たりします。


電気代が気になるかもしれませんが、病院送りになってそこで何万円も支払うなんてことになるよりは何十倍もマシです。あなたのお家と猫ちゃんにぴったりの環境づくりを心掛けてみてください。



ちなみにわが家は最近たまたまエアコンの買い替えがあり、省エネ設計のものにしたため、電気代は思ったほどかかっていません。
オヤツを凍らせるってどうよ?
例えばちゅーるのような液体のおやつを型に入れて凍らせ、猫ちゃんに食べさせてみるという動画が流行り、ネットに凍らせちゅーるの作り方などがあったりします。冷たく凍ったおやつを猫ちゃんが知らずに食べるとぎょっとした顔になるそうですが、それは飼い主自らペットを病気にさせているようにしか私には思えません。
冷たいものを食べる習慣がない
私たちヒトは嗜好品として冷たいアイスなどを好んで食べたりしますが、猫ちゃんは自然界では冷たい食品を食べません。冷たい食べ物を食べて涼をとるのはヒトだけです。
考えてみてください、猫ちゃんのエサはマグネシウム量や尿の㏗を考える様なとてもデリケートな処方になっています。猫ちゃんの内臓は小さく、身体の適性はそれぞれ全く違うのです。私たち飼い主は猫ちゃんのためを思ってエサを選んでいるのに、反対に普段食べない内臓を冷やすような食べ物を与えるということは、猫ちゃんの不調を飼い主自ら招いているようなものです。
そもそも冷えたオヤツを食べさせるという行為は、それを動画にアップしていろんな人の注目を浴びたいというゆがんだ思いが取らせた行動ですよね。その後、猫ちゃんがお腹を壊して下痢にでもなったら、その方は反省するのでしょうか?猫ちゃんは被害者だろうと私は思います。
ひんやりグッズってどうよ?
冬に使っていたクッションが古くなったので、いいタイミングだと思い夏用のベッドなどを猫ちゃんに買い与えました。
人間の寝具にも使われているひんやり素材をつかって作ったベッドやクッション。素材が気持ちいいからかそれともおひとり様用のデザインが好きなのか、理由は定かではありませんが、ひんやりベッドは超人気です。
気持ちよさそうに丸まって寝ている姿を見ると、「買って良かったな!」と心から思います。熱中症対策とはいいがたいですが、ひんやりグッズで喜ぶなら買って正解かと思います。


でも、あくまでひんやりしているベッド、ひんやりしているクッションなので、エアコン無しでOKなわけないです。とにかくエアコンは絶対に必須で、さらに快適さを与えるためのものと認識しましょう!
まとめ
- 猫ちゃんも熱中症になるので、予防のために部屋のエアコンは必須!
- 温度は26度~26.5度くらいが私のおススメ。
- 部屋はエアコンの効いている部屋とエアコンをつけていない部屋、行き来が出来れば猫ちゃんは気分で居たいところに行くので往来ができるようにしてあげるとよい。
- ひんやりグッズはあくまでグッズ。それがあるからといって、エアコンなしは絶対にダメ!
- 猫ちゃんが万が一、熱中症の中等~重症の症状を見せた時には至急動物病院に連れて行こう!人間同様、早めの処置が肝心である。
- 人間と違い、食べ物で涼はとりません。冷やしメニューは与えない方がよいと思います。


私はエアコンの効いた部屋で猫ちゃんにくっついて昼寝をするのがサイコーに幸せです!



うらやましいでしょ?ふふふ!
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