うちにいる猫11匹のうち、わが家の周りから保護した子は5匹。国道沿いながら、緑の多い場所でもあるのでいつの間にか居付いた野良猫ちゃんが多いです。
最近、サビ猫の女の子が2階の窓からわが家の様子をしょっちゅう眺めに来ます。今回はわが家の猫ではなく、そのサビ猫ちゃんのお話です。


べっこう模様のサビ猫ちゃん
内気な女の子、ハーフちゃん


ハーフちゃんについて
ハーフちゃんと言う名前は、その姿から名付けたものです。顔、そしてボディと、ちょうど真ん中から線を引いたように対称に柄が変わってますよね。
見た目から名前を付けるシリーズ、ウチの猫で言うとはっちゃん(額に八)、のあるくん(フランス語で黒)、めめ(お目目に特徴がある)、あかちゃん(赤猫)、オセロ(白と黒のオセロの駒から)。



これまで5匹も見た目で名付けてましたね!
家の敷地内に来る猫ちゃんにエサをあげているのですが、その中に1匹、猫界の肝っ玉母さんがいて、次々に子供を産むんですね。捕まえられれば避妊手術をしてTNRしたいと思っているのですが、人間なんかにつかまらないで頭が良く用心深い子なのです。なので捕獲器をしかけても全然捕まりません。しばらくして気が付いたら子猫がチョロチョロしている。。。



ハーフちゃんはその肝っ玉母さんの子供です。



捕まるのはなぜかオスが多いです。捕まえたらTNRしています。
ハーフちゃんには同じサビの姉妹1匹とハチワレグレー1匹、ハチワレ黒1匹の兄弟、計4兄弟なのです。最近姉妹のサビちゃんは見かけなくなり、ハチワレグレーは私の妹が保護して飼っています。
屋根を伝って2階の猫部屋を見に来ます


古い家なので、屋根のトタンにハーフちゃんが乗って歩くとガタンと音がするので、「あ、来てる!」と分かるのです。


じーっと部屋の中の様子を見るだけです。特段鳴き声を出すわけでもないのですが、窓ガラスの縁に来てただ猫がたくさんいる部屋の中をのぞいて、気が済んだら帰っていく。
私は勝手にハーフちゃんと名前をつけて「ハーフちゃん、来たの?今日も可愛いね」などと声をかけたりしますが、最初から愛想がよかった「ちゅら」と違い、あまり呼びかけには答えません。
ハーフちゃんに興味がある子
結構エサをあげる時間帯にはよく来ている気がします。
私が「ハーフちゃん!」と話しかけたりするもんだから、猫ちゃんズの中で気になって窓の方へ向かう子もいます。


あかちゃんはこの写真のように、ハーフちゃんが来たら窓に向かい、窓に身体をスリスリしてご挨拶をしている(と思う)ことが多いです。あかちゃんのほかはミニョンが、多分ボス猫として他のネコの存在が気になるらしく、よく窓際に向かっていきます。




サビ猫ちゃんについて
サビ猫ってどんな猫?
サビ猫ってみなさんどんな猫かご存じですか?
多くの毛色の猫の中でも、サビ猫はNo.1に賢いと言われます。サビ猫は性格の良い飼いやすい猫ですが、その賢さゆえの警戒心から、最初は慣れるまで時間がかかることも。 信頼関係ができれば甘えん坊になりますが、空気を読むため、他の子がいるとなかなか甘えられなかったり、陰ながらヤキモチを妬いたりしている場合も。他の猫にも優しく、愛情深いところもサビ猫の素敵なところです。じつは寂しがり屋で、スキンシップも遊ぶのも大好きなので、一緒の時間を作ってあげましょう。
(出典:にゃんペディアより引用 https://nyanpedia.com/coat_sabi/ )



日本ではサビ猫って人気がない柄だそうです。
私も猫LOVEになるまではサビ猫と言われる柄があることも知りませんでした。でも、サビ猫ちゃんは
その柄が鼈甲に例えられるなんて美しくて素敵ですね!確かにハーフちゃんの綺麗な身体の模様に私も見とれちゃいますもんね。


外の世界で生きる猫だから
子猫の頃のハーフちゃんを初めて見たのは、昨年の7月くらいでしょうか?まだ小さくて、兄弟姉妹4匹でわが家の小さい庭で追っかけっこしたり、かくれんぼしたりして、あまりの可愛さに釘付けになっていたものでした。外猫用のエサ場にエサをあげにいくといつもびっくりして肝っ玉母さんの陰に隠れたり、ピューッと飛んで逃げて行ったこともありました。
そのころから数えてももう7か月以上たちます。生後まだ1年は経っていなさそうですが、



もう大人になる頃といってもいいかも。
絶対向き合わなければいけない避妊問題
私の飼っている猫ではありませんがエサをあげている上に、ほぼ毎日2階の窓にやってきて部屋をのぞいてご挨拶してくれるハーフちゃんに情が移っていることは確かです。
今は3月。これから春になり、初めての発情期を迎えたらハーフちゃんにも間違いなく子猫がたくさん生まれるでしょう。肝っ玉母さんは用心深く賢いので捕まえるのは本当に難しい。でも、毎日窓際まで来てくれるハーフちゃんなら捕まえて避妊手術を受けさせることが出来るかもしれないと思いました。



出来るだけ早く避妊手術を受けさせよう!


2月下旬くらいから、窓際に来るハーフちゃんの背後に普段は見かけない猫がいることが増えました。上の写真のような感じです。こんな場面をみたらますます気持ちが逸ります。
私にできることをとにかくやる!
ハーフちゃんが私の目の届くところにいつもいるわけでもないし、もしかすると知らないところでもうすでにオス猫に襲われているかもしれません。妊娠してしまう前に、毎日わが家の2階を訪れてくれるうちに、とにかくとっつかまえて手術をしよう!出来るだけ早く、なんならもう予約を入れてしまおう!



2月の最終週、私は長崎市にある「のらねこ不妊手術クリニック」に予約を入れました!
ハーフちゃんのTNRを決意して、いよいよ決行です!次回は「TNRものがたり その2」です。


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