わが家にお客さんが来た時、ほとんどの猫が一目散に隠れてしまう中、唯一逃げずに「ようこそ!」と歓迎しちゃうのが、長毛ハチワレのオス猫、みこちゃんです。
白ベースのセンター分け前髪で、きれいな毛並み、お顔立ちも良い猫さんなので、みなさんから「かわいいー!」と言ってもらっております。
性格はおっとりしていて、ちょっとおとぼけさん。夏場は一日中エアコンを効かせていますがそれでも暑い時には玄関の三和土でゴロンします。結果、毛皮が汚れても全然気にしてないんです!


みこちゃん、マイペースすぎ…
しょうがないなぁ、と目をつぶっていたのですが、最近体の白い部分が蓄積された汚れで薄いクリーム色がかってきました。
ヤバイ、こうなったら久しぶりにみこちゃんを洗っちゃおうか!ということで今回はみこちゃんのシャンプーレポートです。
猫のシャンプー、前準備!
いきつけの動物病院の先生から、猫は自分でグルーミングするので洗ってあげる必要はありません、と言われたので、わが家の猫ちゃんズはお外からわが家に入った時に1度洗うくらいで、余程身体が汚れている状態でないと洗ったりしません。


猫のシャンプーの前に
まず最初に頭に入れておくことは、猫は水がキライということ。
そして次にドライヤーの音には耐えられないということ。そこから事前に考えて準備することがあります。
先に用意しておくもの


①猫ちゃん用シャンプー
②バスタオル
シャンプーは猫犬兼用のものでも、もちろんOK。バスタオルは家族の使い古したものでもいいです。タオルは猫ちゃんを拭いてあげたら捨てるつもりでいてください。
猫のシャンプーが初めての人へ
先に書いたように、猫ちゃんは水を嫌います。なので、身体を濡らすとビックリして暴れてしまう可能性があります。初めて猫ちゃんにシャンプーをする方は、このことを頭に入れておいてください。濡れた体で暴れて、たまたま風呂場のドアから逃げてどこかに隠れてしまったら、いくら呼んでも怖がって出てきてくれません。そうならないように猫ちゃんを風呂場に入れたら、作業がすべて終わるまでは絶対にドアを開けないことを第一に考えてください。
そして、シャンプーが終って濡れた身体をどうやって乾かすかを、作業に入る前に決めておいてください。



私はシャンプーは、可能な限り初夏~夏~初秋の間に行います。
この季節であれば、タオルドライしてまだ濡れている身体でも、自然乾燥で短時間で乾くからです。そもそも冬は室内でも寒いですし、身体が乾くにはかなりの時間がかかります。猫ちゃんが風邪をひかないためにも寒い時期のシャンプーは避けた方がいいと思います。
あらかじめシャンプーした後の動きを決めておけば、猫ちゃんの負担も軽く、万が一のアクシデントも防げると思います。
人手があるならあらかじめ役割分担を決めておく
猫ちゃんのシャンプーを手伝ってくれる人がもしいれば、先に役割分担を決めておくと、もっとスムーズに進められます。そのために、シャンプー迄の手順を下に記しますね。
(シャンプー前)
・シャンプーとバスタオルの準備(シャンプーは先に風呂場に置いておく、バスタオルは風呂
場の手に届きやすい、濡れないところに置いておく)
・猫ちゃんのブラッシングをする
(シャンプー!)
・お湯はあらかじめ熱すぎない温度を確めておく。
・先に猫の全身を濡らす。(顔や耳に決して水が入らないように注意すること)
・地肌迄濡れているのを確めて、シャンプーを泡立てて毛皮につけて洗っていく。
・あまりシャンプーの泡が体についている時間が長くならないように短め行うことを心掛ける。
・シャワーで泡を流す。身体にシャンプーが残ると後で舐めたり、カユミや皮膚炎を起こす可能性があるの
で、とにかく時間をかけて徹底的に洗い流す。
(シャンプー後・風呂場で)
・短毛でも長毛でも、手で濡れている毛の部分を握って、水分を絞ってあげる。そうすることで、タオルドラ
イの時間が短縮できる。
・だいたい絞れたら、風呂場にあらかじめ置いていたバスタオルで猫ちゃんを拭いていく。猫ちゃんは必ず濡
れた身体をブルッとさせますので、バスタオルで拭くのもお風呂場の中がいいと思います。
(風呂場から出た後)
・自然乾燥をさせる為あらかじめ決めておいた部屋へ、猫ちゃんをバスタオルでくるんで抱っこして
運ぶ。
・可能ならここでもう1回猫ちゃんの身体をバスタオルで拭いてあげる。
・猫ちゃんが自分の好きに行動するので、飼い主さんの作業は終了。後片付けをしましょう!



こうやって書くと大変に思えますが、人数がいなくても一人でもできますよ!
実際にみこちゃんを洗ってみた!


まずはブラッシング
いつものように玄関の三和土にいたみこちゃんに声をかけ、ブラシを見せてブラッシングするよーと声を掛けました。


みこちゃんは長毛さんなので、日ごろから毛がからんでフェルトにならないように気がけていますが、シャンプー前には毛の流れをスムーズにするためと汚れを浮かすためにブラッシングを行います。
あせらず、風呂場の準備をする
今回私は独りで作業を行うので、ブラッシングの後は、シャワーを実際に流してすぐに適温の温水が出る状態にしておきました。そして、シャンプーの蓋を開けておいて、バスタオルを風呂場の濡れなくて手が届く場所にあらかじめ置きました。



独り作業で写真を撮る余裕がなかったので、実際のシャンプー写真は省かせてもらいます。
みこちゃん、シャンプーされる!
そして何も知らないみこちゃんを風呂場へ運び、ドアを閉めたら早速シャワーで濡らしていきます。
みこは長毛さんなので、シャワーで濡らそうとしてもなかなか皮膚のところまでお湯が入っていきません。水がはじかれて、毛が濡れていくのが遅いという感じでした。前回汚れを落したはっちゃんは短毛なので、身体まで濡れるのはあっという間でした。なので、長毛猫さんのシャンプーを洗い流すのにはかなり時間をかけなければいけないと意識しておいてください。
シャンプーの間、とにかくみこちゃんは困った様子でオロオロして「助けてーー!」という声色でずっと鳴いておりました。助かることに、嫌でも暴れることが無かったので、とにかく早くシャンプーして、洗い流しをしっかりしなきゃと気合が入りました。長毛さんなので洗い流しには7,8分はかけたように思います。
洗いが終ったら、尻尾の毛を絞り、腹の毛を絞り、身体の毛を絞り…とタオルドライが少なくて済むように水気を絞りまくりました。
その後はバスタオルで拭く!!自然乾燥をするのですが、脇の下や首の下など乾燥に時間がかかりそうなところは、バスタオルで特に念入りに拭いてあげます。
「終わったー!」と思って、風呂場のドアを開けると、みこちゃんの鳴き声で心配したちゅらやはっちゃんがドアのところで待っていました。



ええ子らや。。。
ほかの子たちの様子




猫ちゃんズ達は、みこちゃんの鳴き声やただならぬ様子にビビッているようで、不穏な雰囲気が漂っていました。
シャンプー後のみこちゃん
そして、こちらがシャンプー後のみこちゃんです!


まだ毛は濡れていますが、初秋のほどよい気候とエアコンの効いた室内で、そんなに時間もかからずに乾燥させられそうです。
みこちゃんの様子
どんな感じかなと見ていると、この写真のようにずーっと身体をなめて綺麗にしていました。わたしが声をかけると、勝手に恐ろしいこと(=シャンプー)なんかして信用ならないと思ったのでしょうか、邪魔されないようにテーブルの下に潜ってその後もずーっと身体をなめていました。


平常モードになりました


1時間くらい時間がたち、みこちゃんも平常モードに戻りました。若干、私への不信感は残っているようです。


上の写真をみると、毛ヅヤが良く、白い毛が発光しているようにキレイですね!猫ちゃんのシャンプーをお考えの方は、とにかく初夏~夏~初秋がベストですので、迷ってないでスパッと洗うように行動しましょう!



とにかく寒くなる前に、みこちゃんを洗えてよかったです!


(おまけ)シャンプー後の夜のみこちゃん


マイペースなみこちゃんは、タンスの上によじ登って「今日はココで寝ることにするにゃー。」せっかくキレイになったのに…。タンスの上、掃除機かけててよかった、とポジティブに思うようにしておきます。
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